ヨガはサンスクリット語で「つながり」を示す言葉で、心・体・魂をつなげるために呼吸や姿勢を組み合わせて心身の緊張をほぐし、安定と安らぎを得るものです。
さまざまな人にヨガの指導をしたい方のなかには、開業場所に困っている方もいらっしゃると思います。
本記事では、ヨガ教室は自宅で開業できるのか、開業に必要なスペースや注意点について解説します。
ヨガ教室に最低限必要なスペース
一般的にヨガ教室を開くために必要なスペースは、6畳ほどあればレッスンを行うことができます。
そのため、テナントやスタジオを借りずに自宅でも開業することができます。
下記、スペース以外に必要な設備です。
滑りにくい床
ヨガはさまざまなポーズを取って体を動かすため、手足を付いても滑りにくい床である必要があります。
荷物置場
ヨガ教室に通う生徒さんは、動きやすい格好やヨガマットなどを持参してレッスンを受けます。
そのため、生徒さんの荷物を置く場所を用意しておきましょう。
空調
ヨガのレッスンを行っている際、汗をかいたり呼吸したりするため、窓を開けたりエアコンを付けたりして空気を入れ替えられるような設備が必要です。
ヨガ教室を開業するための準備
こちらでは、ヨガ教室を開業するために必要なものをご紹介します。
開業資金
自宅で開業する場合、賃料などが不要なためテナント料は0円に抑えることができます。
しかし、先述した荷物置場や空調だけではなく、個人ジムとして運営する場合、防音設備やさまざまなマシンを用意する必要があります。
そのため、ヨガ教室を開業するためには数十万円から数百万円程度の資金が必要だと考えておきましょう。
レッスン内容
ヨガ教室を開業する前に、運営時間やレッスンの内容などを考えておく必要があります。
しかし、自分で考えたレッスンが一般の方には割高に見えたり、満足できるようなレッスン内容ではなかったりする場合があります。
そのため、レッスン内容を考える際、ほかのヨガ教室の内容を調べたり、ご自身のヨガ教室の強みを考えてみたりしましょう。
集客
ヨガ教室を開業したあと、生徒さんを増やすために集客を行う必要があります。
近年ではポスティングや街頭での配布を行うために使われるチラシだけではなく、WEBサイト、SNSなどを使う教室も多くなっています。
そのため、開業後すぐに知ってもらえるよう、事前に集客に使用するものも用意しておきましょう。
自宅でヨガ教室を開業するときの注意点
下記、自宅でヨガ教室を開業する際の注意点です。
防犯設備
自宅でヨガ教室を開業すると、さまざまな人が自宅に出入りすることになります。
生徒さんによる盗難や不法侵入の被害に遭う可能性があるため、自宅で開業する場合は防犯設備を整えておきましょう。
賃貸借契約に抵触する可能性がある
マンションや借家などでヨガ教室を行う際、賃貸借契約を確認しておきましょう。
一般的なマンションや借家は住むための契約で締結されているため、ヨガ教室といったビジネスを無断で行ってしまった場合、契約違反となるため業務停止や違約金の支払い、立ち退きといった命令が下される可能性があります。
近隣住民からのクレーム
先述の通り、ヨガ教室にはさまざまな人が通うことになるため、騒音やゴミの増加といった、近隣住民に対して迷惑となる行為が増える可能性があります。
クレームなどを防ぐため、レッスンに通う生徒さんには教室外は静かに、汚さないようにしてもらうよう周知しておきましょう。
おわりに
本記事では、自宅でヨガ教室を開業するために必要なものや注意点について解説しました。
ヨガ教室は6畳程度あれば開業することができますが、滑りにくい床であることや荷物置場、空調といった設備が必要です。
必要なものは事前に調べておき、開業前にバタバタしないようにしましょう。
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